アルバムレビュー【アラカルト/フジファブリック】
- 2013-05-14
レビュー第一弾は、フジファブリック!
2002年10月21日、インディーズ時代に制作された1stミニアルバム。
01. 線香花火
どこかレトロで、哀愁漂うギターロック。夏の終わりに聴きたくなる曲。切ないけれど、サビはキャッチーで覚えやすい。なんとなく、真心ブラザーズっぽいなーと思っていたら、FUJI Qのイベントで真心が唄ってた。
02. 桜並木、二つの傘
これもレトロ。へんてこりんなリフから始まります。志村節炸裂!
後に桜の季節のシングルのカップリングとしてリメイクされますが、そちらもキレが増して、更にエッジが効いてます。サビの擬音が印象的ですね。フジの擬音シリーズ良いですよね。銀河とかも。
03. 午前3時
前曲と繋がっているかのようにスタート。
冒頭一発目の『赤くなった君の髪が僕をちょっと孤独にさせた』というフレーズは、男の心を上手く唄っていると思う。僕はこういう風に捉えました。
純粋で真面目そうな女の子がいて、久しぶりに見たとき、「ぁあ、あの子、髪染めちゃったのか。」という、自分のものではないのに、どこか寂しいというか、遠くに行ってしまうような気がしてしまうあの感じ!解る人いるかな?(笑)
04. 浮雲
これまたレトロというか、歌謡曲チックなナンバー。
こっちのオリジナルバージョンは、間奏で笛みたいな音が入ってて、故郷感が更に出ています。
この曲については、のちにアラモルトレビューで深く突っ込みます。
05. ダンス2000
氣志團先輩のライブを観て、ディスコナンバーを作ったらしい。團長も言っていたが、これほど軽快な4つ打ちなダンスチューンなのに、これほど気が晴れない曲は無いんじゃないかと思う。
サビで思いっきり『いやしかしなぜにー』なんて歌詞、どこにあるだろうか。No,but,why?ですよ(笑)
06. 茜色の夕日
名曲。
デビュー後、シングルとしても出しているが、この頃はテンポが早い。ギターソロも全然違う。
やっぱり、どこかレトロでフォークな感じというか。
18歳でこの曲は書けん。天才。Cメロの『僕じゃきっと~』の所の歌詞が、どうしようもなく好きです。
総評
全体的に古臭い雰囲気で、志村節が炸裂している1枚。
今のフジしか知らないひとにとっては、逆に新しいかも。ルーツを知るにはもってこいのアルバム。
フジの曲の大半には、それぞれ季節がある。
その季節になると聴きたくなる曲がたくさんある。だから、飽きない。
では(`・ω・´)ゞ
- 2013-05-14
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