フジファブリックのすごさ
- 2013-08-16
今回はフジファブリックというバンドの底力について語っていこうと思います。
まず、志村さんの才能についてです。
結成から2009年までのバンドの中心人物であり、ほぼ全てのソングライティングを行っていた彼。
僕が一番すごいと思うのが、楽曲の引き出しの多さ。
フジの他に、いろんなバンドを聴いていて思うことがある。ART-SCHOOLやアジカン、あと時雨なんかが特にそうだが、割と似ている曲が多いと。
だから嫌いってことでもないし、これは●●節と言ったり、そのバンドらしさである。これは結構重要なことだ。でも、悪く言えば、使いまわし、ワンパターンとも言える。
フジファブリックはどうだろう?
似ている曲は一曲も無い。
雰囲気が近い曲はいくつかあるが、それは似ているとかではなく、世界観の話。
「アレとアレが被るなぁ」って曲は、全く無いと思う。
そう考えると、志村さんって本当に命がけで頑張ってたんだなぁ。志村日記を思い返すと、つくづくそう思う。
僕もデザインを量産する仕事をしていたことがあった。その時は死にそうになりながら作っていた。もうネタなんて思いつかない。だから過去のパターンを使いまわしたりしていた。
音楽やデザインに限らず、創造することを仕事としている人は、少なからずこの気持ちが分かると思う。
大袈裟ではなく、本当に毎日死にそうになるくらい苦しみ続けていた。
むしろ、何も創りだせない事が「死」みたいなものだから。
だから彼は、本当に全力で走っていた。全力すぎて、走り去ってしまったのだと思う。
続く(次回は新体制編)
- 2013-08-16
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